北海道南部の山ガイド本を読んで気になっていたアポイ岳です。
標高が810mなのに高山の花が見られるとは、、、どんなとこ
ろだろう。ペテガリ岳と合わせて登りたかったけど、神威岳や楽
古岳と合わせて登ることにしました。
襟裳岬を観光してからの移動です。そんなに飲んでいないけど
夕食時のビールが残っている感じ。それよりも少し寝不足です。
距離が短いから遅めのスタートにしていました。
海岸沿いはコンブ漁が盛んです。コンブ干しをしているのを眺
めながら移動しています。コンブを干してなかったら駐車場と間
違えそうです。えりもの町から様似の町に入り、ジオパークの看
板を見て登山口に向かいました。
山に雲がかかっています。アポイ岳の形が見えないのが残念で
す。ビジターセンター前の駐車場から歩きます。平日だからまだ
すいているようです。9時前にスタートできました。
園内の途中に登山届のボックスがあります。橋を渡って山道に
入ります。すでにここからシャクナゲが咲いているのに驚きまし
た。小さなクルマユリも咲いています。
山道は広めで整備されています。最初はゆったりした感じです。
1合目から山頂まで3.8km。標高差は700mくらい。ゆる
やかな上りだと楽なのですが、、、べちゃ道が少しあります。
展望がない樹林帯です。休憩所を通過しながら2合目に到着。
山頂まで2.9kmになりました。標高差で決めているのかな?
熊のフンが落ちているから注意が必要です。
下山してくる人とすれ違いながら歩きます。3合目であと
2.2kmになりました。おかしなものがぶら下がっていると思
っていましたが、よく見ると熊鐘です。鳴らしながら歩きました。
最後の沢を渡って道が急になります。4合目から5合目までい
っきに上がります。まだうす暗い樹林帯。空気がひんやりしてい
ますが体が熱くなってきます。避難小屋が見えました。
小屋のある5合目は標高365m。合目の付け方がわからなく
なります。展望があるはずですが白いキリの景色でした。道沿い
のキリは少ないです。岩が増えて花も楽しめるようになります。
少し風があってさわやかです。気温が低いから体熱をもってい
ってくれます。大きめの見ごたえのある岩がでてきました。カン
ラン岩というそうです。地質的に貴重な山だそうです。
6合目から7合目にかけて登るのがしんどかったです。体調が
よくないのかも。息がきれるからすぐに休んでいます。花がある
から気がまぎれます。たまに撮影しています。
木が少なくなって岩が目立ちます。ロープがありますが、植生
保護のためのものでつかんではいけないと書いてあります。雲に
入ったのかキリがかってきました。7合目に着いて少しゆるやか
になりました。
花を見ながら歩いていたら、標高595mの馬の背に着きまし
た。人が大勢います。なにかの撮影をしているようです。ほんと
は遠くが見渡せる稜線です。雲で見られないのが残念。
この地方の夏は海露が発生して気温を下げるそうです。だから
高山植物の花が見られるそうです。襟裳岬が寒かったのがわかり
ました。
10時半に8合目手前の分岐です。下山時に右の道から戻りま
す。左の道に上がると8合目の標識がありました。ここからまた
急になります。クーラーのような冷たい風が吹いています。
ハイマツがあります。高い木がなくなりました。遠くを見たい
ですね。岩場を登るのがおもしろいです。ペースは上げていませ
ん。慣れたのか体調がよくなってきました。薄日がさし込むこと
があります。
9合目は岩にペンキで書いてありました。うすくなっています。
上に白いダケカンパが見えます。森林限界を越えたらなくなるは
ずなのに、ハイマツ帯の上にダケカンパ林があります。この山の
特徴だそうです。山頂の少し手前はなぜかむわっとしていました。
もう高い山が見えません。分岐の先に三角点と祠が見えます。
11時前にアポイ岳に登頂です。2時間かかりました。
さっそくお参りします。広くて岩がある山頂ですが、展望が得ら
れません。ズミだと思うのですが、白い花が咲いています。
吉田岳、ピンネシリへの道があります。縦走してみたいですね。
少し休憩。スマホを触りましたが電波がきています。分岐の標識
を見て、旧幌満花畑を経由して8合目手前に戻ることにします。
道がはっきりしています。シャクナゲにチョウチョがきていま
した。写さなくてはいけませんね。こちらの白いダケカンパ帯も
きれいです。白いキリがかかっています。
ハイマツなどを見ながら下ります。振り返っても雲でアポイ岳
山頂が見えません。雲がなければ海が見えるはずです。襟裳岬も
眺めてみたいです。木が少なくて岩がある場所にでました。分岐
が見えます。
幌満への道があるはずですが、植生保護で封鎖されています。
そんなに花が多いことはないです。すぐに樹林帯に入ってゆるや
かに登ります。ダケカンパがなくなって、まっすぐな木ばかりに
なります。うす暗い道です。
石がある細い道はちょっと歩きにくいです。体力が必要です。
時間があったので遠回りのこちらを使いました。やがて明るくな
って8合目手前の分岐に戻りました。そこから下るとすぐに馬の
背です。今は誰もいません。景色はキリで見えませんでした。
下山時は楽だけど気を抜かずに歩きます。足を傷めないように
します。6月に買ったばかりの靴も調子いいです。まだ登って来
られる人がいました。
避難小屋からさらに下ります。樹林帯です。ゆるやかになって、
休憩所を横目に歩いています。1合目の標識を見て沢を渡って車
道にでました。無事登頂できたから元気です。
駐車場に戻って靴を交換します。泥がついていました。ビジタ
ーセンターに入って見学させてもらいます。地質のことを少し勉
強しました。このあとはエンルム岬と親子岩を見に行きます。
この日はふもとからアポイ岳が見られませんでした。
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