天拝山を登ったあと、大宰府の町を間近に眺める山に登ろうと
思っていました。下りたあとにぎやかな参道を歩くことができま
す。どんより曇っているから早く暗くなりそうで悩みます。
移動に時間がかかるから、もう一山楽しむならこのまま基山に
登るのがよさそうです。山口の集落で標識をみたら、あと2.7
kmなので時間かかりそうにないです。
基山は高速バスに乗った時にパーキングにバス停があったから
覚えています。地図で山を見ましたが山頂近くまで車道があるか
ら電波塔のある基地みたいな山を想像していました。実際はなか
ったです。
菜の花やレンゲの花を見ながら民家の前を歩きます。まだ田ん
ぼに水が張っていない時期です。九州自然歩道の案内がありまし
た。山道に入って行きます。最初は竹林の道です。
しばらくして車道を横断します。また山道を歩いて車道を横断
します。山頂までの距離標識とは別に基肄城跡までの標識もあり
ます。300m離れているようですが、この時はどのような城跡
か知りませんでした。
植林帯から抜けて明るい道になります。左側に山が見えていま
す。この道を登りきったらすぐ右に車道がありました。標識を見
たら左になっています。
踏み跡がはっきりしない草原です。スキーのゲレンデみたいで
す。頑張って登りましょう。と言ってもかなり急です。すぐに息
が切れます。上に見えているのが土塁みたいで城跡を感じます。
緑の草原ですがまだ寒そうです。
山上にでました。平らな草原が広がっています。のどかな景色
です。左右どちらが高いか迷いました。左に石碑と展望台がある
からそちらに行きます。大宰府の方に宝満山が見えています。
石碑には基肄城跡とありました。防人が守ったお城です。戦国
期の城と雰囲気が違います。展望台よりも小山の方が高いから、
そこから筑紫野の町を眺めました。
北の方にまだ高い峰が見えます。あちらも城跡のようですが、
いつか何があるのか見たいものです。まずは基山の山頂を確認し
ないと。。。
南を見るとあちらの小山が高かったのかもしれません。移動し
ましょう。ロープで囲われたところがあったので何が危険なのか
確かめます。オキナグサの花がたくさん咲いています。
植生保護だったんですね。今まで山で見なかったからうれしい
です。1株でも咲いていたら小さく木で囲ってありました。
でこぼこした土塁みたいなものを見ながら歩きます。「いもの
がんぎ」と書いてあったから落書きだと思いました。昔の城の守
りの構造のことだったようです。
三角点を見つけました。405mです。ここからはあまり展望
ありません。祠があってきれいな花が活けてありました。その後
ろのオベリスクみたいなものには天智天皇と書いてあります。防
人を派遣した天皇の碑です。
南に展望台があります。こちらも建物に入らず山から景色を眺
めました。今は佐賀県にいます。鳥栖や久留米の町を眺めたいけ
ど遠くはかすんでいます。
これから下山するふもとを眺めます。田んぼが多くて建物が密
集する駅はまだ遠そうに見えます。南門跡への下山路があったの
でそこから下りました。
展望がなくなれば早いです。ルートがいくつかあるように感じ
ました。細いけど車道と合流します。下っていくと猿田彦大神を
奉っているところにでました。
近くで何かしてているようです。石垣があって補修しているよ
うです。ここが南門跡でした。住吉宮があります。石垣に水路が
あって水が流れていました。おもしろいです。説明板があり、基
肄城跡の広さが改めてわかりました。
南門跡から下るとすぐに左右の道に合流します。左に登りまし
た。すぐに下ります。田園地帯に下りてきました。ふり返れば先
ほどの南側の展望台が見えています。
高速道路の下を通過します。この先に基山パーキングエリアが
ありました。バス停への入口もあります。そのまま進んで線路を
越しました。
ほんとは右のけやき台駅が近かったようですが、おなかがすい
たのでお店がありそうな左に向かいます。ラーメンを食べてのん
びりした後になりますが原田駅に到着しました。
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