小倉に泊まっていました。せっかく来ているのだから朝早く山
に登ってから帰りましょう。戸ノ上山や古城山などを考えていま
したが、風師山の高さがちょうどよいと思って決めました。
海の景色が楽しみです。
早く起きて準備します。ホテルのチェックアウトの時間までに
戻ってくるつもりです。一便の電車に乗ろうとしましたが、小倉
駅が広くて時間がかかり目の前で発車しました。20分待ちます。
6時半に小森江駅から歩きます。まだ静かな朝ですが車が増え
ています。羽山の町中を歩いて学校前の路地を上りました。桜が
咲いています。門司は気温が低いのだろうと感じます。
羽山神社の鳥居をすぎて煉瓦のトンネルが見えます。貯水施設
に着きました。石段を上がると赤煉瓦の取水塔にびっくりします。
水が少ない季節のようです。水面に取水塔と桜が映ってきれいで
す。案内を見て登山口に向かいました。
山道に入ります。矢筈山経由は遠回りになるから、1.4km
で山頂に着く道を選びました。門司港駅まで縦走するつもりだか
ら時間に余裕が欲しいです。20分遅れたし。。。
樹林帯の道を上って行きます。しっかりした道です。くねくね
折り曲がっています。途中に門司の町の展望がありました。だん
だん朝日が当たってきています。海も見えていますが、山頂の展
望場でゆっくり眺めることにします。
水場の分岐を通過して尾根にでました。分岐です。明るくなり
ました。山頂まで200m。往復してきます。ピークの三角点が
見えてきました。反射板もあります。7時半だから約1時間で登
頂です。風師山山頂362mです。
青い海が見えています。いいですね。対岸は下関です。巌流島
が見えますが左半分です。門司や小倉の町が見えます。皿倉山が
見えますがうっすらとかすんでいました。
小森江駅も見えます。その近くの赤煉瓦の倉庫も見えています。
よい展望場なのですがなにか物足りません。そうだ、関門橋が見
えない。登ってきた人が景色のよい展望場を教えてくれました。
分岐に戻ってそちらに行ってみます。
近いところです。風頭と書いてありました。364mだとする
と風師山山頂よりも高いようです。岩が多くていろんな石碑があ
ります。期待できます。すぐに端に行って景色を眺めました。
ありました。関門橋が見えます。船が行き来しています。晴れ
ているから明るい景色です。火の山も見えています。橋のところ
が壇ノ浦です。
古城山の奥はもう瀬戸内海ですね。火の山はお昼に登ろうと計
画しています。その左奥に見えるのが以前登った竜王山や鋤尖山
のようです。黄砂のせいか白っぽくかすんでいました。
ここからだと巌流島は全体が見えます。日がよく当たっていま
す。その向こうに下関の町や港があります。大型の船が停泊して
います。町の向こうに見える海は日本海です。感動しますね。
門司や小倉の町も眺めます。先ほどよりも明るくなった感じで
す。遠くの山の稜線がかすんでしまいました。近くの矢筈山や戸
ノ上山がきれいに見えています。いつか登りに行きます。
目を下に向けると貯水池の堤防やサクラが見えています。歩い
たところが見えたらうれしいですね。風師山山頂を眺めてから清
滝に向かって進みました。
すぐに別の展望場があります。そこからも関門橋が見えますが、
主に東が見える場所です。瀬戸内海に朝日が反射していました。
山道を下ります。車止めの柵がありました。この先で舗装路に
合流です。けっこう上まで車で来られます。ここからなら展望場
まで近いです。電波塔を見ながら車道を下ります。
散っていますがまだ桜の花が残っています。電波塔横の展望場
からも関門橋を眺めました。門司港駅までほぼ車道歩きになるよ
うです。登っている人とよくすれ違うようになりました。
元清滝グランドのサクラもよく咲いています。もう少し下ると
家がでてきました。三角山の近くです。関門橋が見えます。近づ
いたことを実感します。
遊歩道があるからそこを歩いて公園を下りました。途中門司港
駅が見えました。清滝貴布祢神社の前に下山しましたが、ここに
風師山と清滝公園の標識がありました。
車道を下ります。赤レンガの門司税務署前を右に下ります。九
州鉄道記念館が見えます。レトロ観光線の踏切を越えて門司港駅
に到着しました。
9時です。2時間半の山行でした。発車する電車に急いで乗り
ます。海を眺めて歩く楽しい登山でした。
カメラに糸くずがついていて、それが写ってしまいました。
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