小牧に住んでいた頃に関ヶ原に行ったことがあります。野山を
広く歩き回る時間がなかったので、鍾乳洞を見に行きました。い
つかゆっくりと見学しようと思っていましたが、ついに機会を得
ました。笹尾山、松尾山、南宮山と3つに分けてまとめました。
彦根にいました。朝の電車で移動します。関ヶ原に向かう電車
が少ないですね。早い時間がないから到着が遅くなります。休み
の日なので人が多かったです。天気がよいから早く歩きたいです。
あれだけいたのに関ヶ原駅で降りたのは私ひとり。カードはタ
ッチできずに駅員さんに処理してもらいました。駅前にも武将の
幟が並んでいて雰囲気があります。案内所がまだ閉まっているの
が残念。7時半スタートです。
笹尾山に向かいます。線路を越えて東首塚。ここは松平忠吉・
井伊直政陣地跡です。青空の下を歩きます。日焼け止めを塗って
います。
人通りが少ないです。歴史民俗資料館もまだ開いていません。
ここに徳川家康最後陣地跡があります。東軍が勝利を祝ったとこ
ろですね。
標識がたくさんあるからわかりやすいです。住宅が減って田園
地帯になります。白い幟が見えています。どんどん近づいていき
ます。
笹尾山も見えていますが、まずは決戦地跡です。ここが激戦地
だったようです。風が強い日で幟が音を立てて揺れています。
もう少し歩いて石田三成陣地跡に到着。馬防柵が復元されてい
ます。赤い梅の花が咲いている季節です。入口は近くにふたつあ
ります。山頂まで5分と書いてありました。柵を見ながら登って
いきます。すぐです。
標高196mの山頂に大きな石碑や東屋があります。少し手前
に展望台があり、絵図で1600年9月15日朝の布陣図があり
ます。本日は幸運にも青空が広がって景色がよく見えます。逆光
の方はちょっと苦しいです。
左前方から桃配山の向こうに南宮山、中央奥の伊勢街道の奥に
養老山地、右前方の天満山の向こうに松尾山が見えています。あ
とで、松尾山と南宮山に登ります。南宮山は遠くに感じました。
さきほどの決戦地が見えます。田んぼが広いからまわりがよく
見えます。笹尾山はそんなに高くないと感じましたが、攻める方
は大変だったんでしょうね。守る方も数が少なくてたいへんだっ
たと思います。
右前方近くには島左近の陣地があったようで、その向こうに島
津・小西・宇喜多軍の陣地があります。けっこう近くに友軍がい
たから、話をしやすかったと思います。松尾山は山頂の陣まで行
かなくてはならないですね。
笹尾山を散策したあと、標識を見て島津義弘陣地跡に行きまし
た。小池神明神社のところです。高い位置に陣を敷いていたと思
っていたのに低いところですね。よく戦いに巻き込まれなかった
ものだと感じました。
北天満山のふもとを歩いて、開戦地に到着。ここからは養老山
地や松尾山が見えます。すぐ近くが小西行長陣地跡です。今は横
がグランドになっていました。
続いて宇喜多秀家陣地跡です。天満神社のところです。今は植
林で関ヶ原が見えません。大軍が待ち構えていたところです。
山の奥に大谷刑部公のお墓があるそうです。
このあとは関ヶ原を眺めながら、松尾山に向かいます。不破関
北限の土塁を見ました。ここから伊吹山が見えます。まだ上の方
だけです。
線路を渡って中山道を歩きます。不破関に向かっていますが、
近くの福島正則陣地跡を見て行きました。
不破関関庁跡を見ます。8世紀の大海人皇子のゆかりの地です。
兜掛石や沓脱石があります。不破関に入ろうとしたら門が閉まっ
ています。門だけの見学場所かと思いましたが、横の道から中に
入れました。石碑がたくさんあり、松尾芭蕉の句碑もありました。
不破関跡を手入れされていた方の話を聞いて少し休憩します。
電車が通ったのが見えました。このあと松尾山に向かいます。駅
からずっとお店がないので、必要なものは用意しておくのがよい
と感じました。
|