11日に大阪から長野に移動して、昼から登山で燕岳に登りました。そのまま燕山荘に泊まっています。暗くなった夜は、松本の明かりが見えていました。しかし、深夜から雨が降り出したんですよ。困ったものです。
他の人よりゆっくり出発することにしました。様子を見ながら朝食を食べています。雨がやみそうにありません。カッパを着て歩くことにしました。高い木がない稜線が予測されるので、楽しみにしていたコースです。なんとか天気が回復してほしいものです。
3人で並んで歩きます。最初は服が濡れていないから、まだ気分はよいです。ベチャ道もないので、すぐに靴が濡れることはありません。それにしても空気が冷たいです。雪ではありませんが、寒波がきたようです。もっと着ておけばよかったかもしれません。
白っぽい砂の道がきれいです。コマクサがいくつか咲いています。雨でなければ、ゆっくり観察したいものです。前後の人はカッパの色でわかりますが、私たちの前後は、前に数人いる程度でした。表銀座コースを歩いています。長野県の大町と穂高町の境です。
雨が降っているから、地図を広げたくないですね。案内標識を見て歩いています。メガネが曇って見にくいです。大下りは、クサリ場など注意しました。あまり下りたくないです。また登りがあります。岩もあるのですが、ゆっくり見る余裕がないほど、雨が冷たいです。
ひたすら歩いています。カメラもごくたまにだしています。すぐに雨がつきます。冷たい雨に当たりすぎて、体が冷えてきます。手が冷たいです。とにかく動かないと体温が下がります。3人だから、ペースを合わせます。立ち止まっても足踏みしていました。
やがて槍ヶ岳への分岐に到着します。ここからまた登りが急になりました。大天荘が近いはずです。頑張るしかありません。ただ途中 立ち止まってじっとした時間がありました。 なんで立ち止まっていたのか いまだに悩みます。先行して大天荘がすぐ近くだと、伝えられたらよかったです。
キリの中ですが、大天荘に着きました。先行した登山者が、ストーブのまわりで休んでいます。私たちも温まりました。槍ヶ岳をめざしていた団体さん達は、常念小屋をめざして翌日下山する計画に変えたようです。私たちも、今日の常念岳は断念しています。
一息ついて、ふたりで大天井岳まで往復してきました。山頂写真撮れました。キリの景色です。360度の展望があるはずなのに、お天気に負けました。風がかなり強いです。傘の骨が折れてしまいました。のんびりできないので、すぐに大天荘に戻って、ストーブの前で1時間休んでいました。こんな経験は少ないですね。
カイロが手に入らなかったのが失敗です。持ってきておけばよかったです。9月なので油断しました。反省点です。この位置では明日の常念岳登山と下山が厳しくなるので、もう少し頑張ります。再び雨の中をカッパ着て歩きます。東天井岳、横通岳と、アップダウンが気になります。距離は4kmちょっと、頑張りましょう。
雨音が響く静かな山道です。水が靴に染み込んできています。時間の問題でしょう。たまに手をこすっています。ビニール手袋をしたりしていますが、冷たい水が体温を奪います。普通なら暑くて、水を飲みながら休憩する山道ですが、ひたすら常念小屋をめざします。
少しだけ視界が広がった気がします。でもまだまだ雨やみそうにないです。常念岳、槍ヶ岳など眺めたいですね。2泊分の荷物があるので、ザックは大きいのを使用していました。そして歩き続けていると、最後はジグザグの道の下に、常念小屋が見えてきました。
うれしいですね。早く小屋に入りたいです。樹林帯を抜けて、常念乗越に着きました。まだ早い時間です。12時にチェックインするとは、、、晴れていたら蝶ヶ岳ヒュッテが考えられましたが、まだ6kmあります。小屋であたたまることにしました。
濡れた服などを乾燥室に持っていきます。乾きますように。食堂などでくつろいだりしていました。こんな天気だから、夕刻には山を歩いていた人たちでいっぱいになりました。一度泊まってみたかった小屋なのでうれしいです。
翌日の登山者に聞いた話ですが、雨がひどいのでふもとで登るのをやめていたそうです。翌日は強風ですが晴れました。無事、常念岳に登って、百名山を完登することができました。大天井岳の登山はたいへんでしたが、大きな事故がなくて感謝しています。
【反省点】
・寒さ対策が不十分だった。カイロ持っていなかった。
・立ち止まりが多かった。大天荘の手前は動くべきだった。
・天候運が悪かった。
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