筑前前原駅を9時10分発のバスに乗り、雷山観音前に
9時45分に到着します。小さなバスですが、私ひとりだけ乗っ
て終点に着きました。
撮影しながらも急いで登りますよ。井原山入口発13:45の
バスに乗りたいので、周遊する時間は4時間です。10分前には
着きたいので、急ぎますね。
福岡の山は、今まで5山くらいしか登っていないので、今回ま
た体験できるのが楽しみです。すぐに千如寺があるのですが、外
から参拝させていただきました。立派な山門のあるお寺です。ほ
んとはゆっくり見ると楽しいお寺です。
山道の標識を見つけて登っていきました。道がはっきりしてい
ます。まずは清賀の滝です。植林帯を歩いて、車道にでた先にあ
りました。二段になっています。夏は涼しそうなところです。黒
い丸い岩に、水がかかっていました。
ここから急な山道になります。手すりやロープがあったりしま
す。リズムをとって登りました。樹林帯だから、山頂までよい展
望が得られません。春の木漏れ日のある山道を歩いていきます。
けっこう体が熱くなって、汗をかいてきました。たまに立ち止
まって休憩します。水を飲む季節になってきました。トラバース
する感じで、斜面を歩きます。ゆるやかで楽です。
水が流れている沢もありました。ここにはショウジョウバカマ
がたくさん咲いています。うすい白っぽい色でした。案内板に上
宮までの距離が書いてあります。少しずつ縮まり、やがて石の祠
が見えてきました。
上宮は分岐であり、小広場です。3つの祠が並んでいます。
「山の神」と書いてある石が、中に奉ってありました。参拝して
また登ります。ここまできたらもうすぐです。
山道はゆるやかです。空が明るくなって、展望がよくなれば山
頂です。時刻は11時12分です。標高は955m。三角点とピ
ークの岩を確認しました。
トレーニングで車道を走っていた、学生さんたちがいます。別
ルートから山頂に到着していました。けっこう広い草地の山上で
す。360度の展望があります。
北に福岡の町が見えるのですが、白っぽくかすんでいます。海
がはっきり見えないのが残念です。西に羽金山900mと、獅子
舞岳841mが見えます。登ってみたいですね。
南は佐賀県です。雷山の山頂も県境の近くです。佐賀の方も白
くかすんでいます。太陽がまぶしく、日がよく当たっていました。
東には井原山が見えそうですが、草木が生長して見えにくかっ
たです。約5分間楽しんで、県境の尾根を井原山へと向かいます。
井原山まで、けっこうアップダウンがありそうです。
ほとんど樹林帯を歩くことになりました。たまにピークの峰か
ら山が見えたりします。ササが茂る斜面は見晴らしがよいです。
下山していく、瑞梅寺ダムが見えています。けっこう遠そうで
す。井原山の山頂をあきらめるべきか考えながら歩いていました。
たまに風があたると涼しいです。山の上は花がまだないです。
鳥が鳴いて気持ちのよい道でした。何回かピークを越したら、
やっと井原山が大きく見えてきました。あれに登るんですね。
雷山から1時間ほど経ちました。めざしていた、キトク橋と井
原山の分岐です。ここから井原山山頂往復になりますが、後悔し
ないように登ろうと決意しました。また上り坂です。
でも5分もしないうちに山頂に到着しました。これは登ってお
くべきですね。時刻は12時22分です。こちらはさらに人が多
いです。ちょうどお昼で食事時でした。
360度の展望があります。西に雷山がありますが、だいぶ離
れました。北東には博多の町が広がっています。こちらもかすん
でいました。
東の方には、背振山があります。いつか登りたい山です。佐賀
県との県境です。南の山々を眺めながら、急いでおにぎりを食べ
ました。10分ほど休憩して下山開始です。
分岐からキトク橋めざしますが、まだまだ距離があります。
足を痛めないように、ストックをうまく活用して下ります。急な
ところは、ころばないように注意しています。
数人追い越させてもらいました。まだ登山中の人とすれ違いま
す。川沿いまで下ると、もう近いかなと油断しますね。
小さな滝を見ながら歩きましたが、やがて右後方にアンノ滝が
見えました。1枚ほど撮影できました。何回か川をわたります。
飛び石が用意してありました。最後は幅が広くなった林道です。
時計を見て、小走りになりました。危ない時間です。
民家や田畑が見えてきて、癒される景色なんですよ。でも写真
撮る余裕がないです。キトク橋の登山口に13時41分に着きま
した。やったー。
でもバスがいません。そうだ、ここより下に停まっているんだ。
今度は舗装路を走ってくだります。黄色いバスが見えてきました。
手を振ってみます。でも右ウインカーが点滅して発車寸前です。
「まってー」と声をかけました。ほんとにギリギリで間に合い
ました。時間に余裕のない山行でした。最後はこむらがえりした
ので、バスの中でよくほぐしました。
もっと時間が欲しかったので、登山口行の早い時間のバスがあ
ればいいですね。計画も往復にすればよかったかもしれません。
雷山も井原山も展望の良い素敵な山でした。
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