三重県の津に知合いがいるので、機会がありました。ここに行くなら、伊勢神宮にもお参りしたいです。休みと合わせて、山に登る計画を立てました。伊勢神宮の近くに、いくつか山がありますが、朝熊ケ岳にしました。朝熊山と書いてある本もあります。
賑やかなお昼にお参りしたいので、朝早くから登ることにしました。近鉄の朝熊駅を6時過ぎにスタートします。朝熊と書いて「あさま」と読むんですね。まずは駅前にある、登山口の案内図を確認します。住宅街で迷いそうですが、案内板が多くて助かりました。人がいない道を歩きます。早朝の雰囲気はいいですね。
6時40分には、駐車場のある登山口に着きました。ここから樹林帯を登っていきます。植林帯ですが、朝のひんやり感があります。石垣が残っています。体が熱くなってきます。やがてケーブルカー跡地の上を橋で渡ります。昔はここにあったんですね。写真が展示してありましたが、当時は賑やかだったようです。ここから五十鈴川の下流が見えていました。今日は曇っていてちょっと残念です。
11町の町石があります。峠まであと2.4km。頑張りましょう。展望のない樹林帯です。道がきれいです。さすがに参道です。お地蔵様にお参りしながら歩きました。7時半に朝熊峠に着きました。明るくなります。22町の町石がありました。車道からすぐにまた山道に入ります。
15分ほどしたら、八大竜王社に到着します。広いところです。ここが朝熊ケ岳山頂です。標高は555mです。こんなに早く着いていいのかなぁと思います。平べったい山頂に建物があり、石垣で囲った池もあります。なんか山のイメージがありません。鳥居が多いので、聖地といった感じでしょうか?
さて、景色をながめましょう。東の海を見ました。曇ってますが視界があります。二見浦の方向ですね。戦国村の安土城が見えます。鳥羽の方の島々も美しい景色です。島があるのがいいですね。海は太平洋だから、広いですよ。山頂付近には電波塔があるので、位置がわかりやすいです。
8時になったので、展望台へと向かいます。伊勢神宮とは反対方向です。ガイドのコースでもありますが、見ておきたいお寺があります。車道には道案内があるので、わかりやすいですよ。まずは経塚群です。すぐに着きましたが、ここは独特な雰囲気です。石塔がたくさんあります。草地でいかにもって感じでした。ここから展望台に下ります。
金剛證寺境内に入りました。まだ誰もいません。本堂にお参りして、鐘楼や池を眺めます。歴史あるお寺ですね。先に車道横の歩道を歩いて、展望台に向かいました。つつじが咲いています。広い駐車場のある、建物の屋上に登って景色を眺めました。太平洋を眺めるのにいいですね。山頂からの景色と似ています。晴れて富士山が見れたらいいですね。
今度は戻る方向です。奥の院にも参拝しますよ。竜宮城みたいな、朱色の極楽門を通っていきます。水軍で有名な九鬼氏のお墓がありました。長い卒塔婆の道を歩きます。それにしても長すぎます。他ではみたことがありません。お地蔵様も並ばれています。工事中でしたが、無事奥の院に参拝することができました。
山頂の塔の横の道を通って、朝熊峠に戻りました。9時半です。ここからまた初めての道になります。石垣が残る別荘跡地から、伊勢市街を眺めます。景色のよいところに、別荘があったんですね。今度は、伊勢神宮に向かって、参道をどんどん下ります。スカイラインの上の橋を通過しました。
山道が車道の近くにあります。町石もたまに見ます。雲がうすくなって、日があたりだしました。暑くなりそうです。楠部分岐で、おかげ横丁へ下ります。広い道です。途中で南の展望が開けて、朝熊ケ岳が望めました。うれしいです。何人か登山者とすれ違い、一丁のお地蔵様をすぎたら、車道にでました。
五十鈴川の橋を渡ります。人が多くて賑やかな、おかげ横丁に入りました。まずは内宮に向かいます。3回目のお参りになります。道を覚えていました。人波に混ざって、大きな木を見ながら歩きます。11時すぎに、伊勢神宮内宮本殿に参拝しました。ご利益ありそうです。
参拝が済んだら、安心してお店めぐりできますね。おかげ横丁で、伊勢うどんを食べました。いろんなお店があり、見ているだけでも楽しいです。足は五十鈴川駅に向かっています。普通はバスを使う距離ですが、景色を見ながら歩くことにしました。
花が咲いていると、町歩きも楽しいものです。天気が良くなりました。月読宮に寄るつもりです。近道がわかりませんでした。駐車場から鳥居をくぐって中に入りました。迷路みたいな気分です。宮が4つあり、その中のひとつが月読宮になっていました。参拝後は、8分で駅に着きました。駅からも朝熊ケ岳が見えています。
翌日、別の山に登って帰る予定でしたが、体調が悪くなりました。腎結石が原因ですが、痛み止めを持っていません。ここしばらく良かったのに困ったものです。早く帰るようにとのお告げだったのでしょうね。病院で診療してもらってから、近鉄電車で帰りました。
|