5月も下旬になりました。福井と岐阜の県境の能郷白山も雪解けしたかなと思ってでかけました。福井で車を借りて移動しています。ドライブは楽しいですが、大野を過ぎて、やがて道が狭くなります。対向車がなかったけど、離合に困難しそうな道です。そして車だから楽に温見峠に着きました。福井側から入ったので、ここからの登山にしました。
温見峠はキリがかっていました。晴れて欲しいのですが、雨が降る日もあります。山の草木も濡れていますが、ここまできたら是非登って帰りたいです。片道約2.5km、濡れても着がえられると考えて山道に入りました。樹林帯で展望がなくなります。小雨が降りだしたのでカッパを着ました。
直登だから、いきなり体力消耗します。最初はゆっくりと、、、道ばたに花が咲いており、探しながら歩くと気がまぎれました。チゴユリやマイヅルソウの白い花です。赤いツツジがあれば、めだつからすぐわかりました。雨は一度新緑の木の葉に当たって落ちるから、あまり降りかかりません。こんな時は樹林帯は便利です。
やがて高い木が減って、空が開けました。草原帯があります。バイケイソウやエンレイソウがありました。まだ山頂は見えません。目の前に山頂まで40分の案内板がありました。余裕をみた時間だと思いますが、少しでも早く着きたいです。天気が心配でした。このあたりから、カタクリを見つけました。花が開いてません。大きくなって色づいてますが、つぼみのままです。開いているのを探しながら歩きます。
下山者4名とすれ違いました。人がいたと思うと心強いです。まわりはササが多くなりました。山道は広くササを刈ってあり、歩きやすいです。しかし雨の時はやはりベチャ道です。靴を汚しながら歩きました。なかなか大きく開いたカタクリがありません。ショウジョウバカマの花が咲いていました。
目の前が白くなりました。残雪があります。道をしっかり確認しなくてはなりません。汚れて道のように見えるけど、山道は別のところにあり、注意が必要でした。そんなに広くなくて助かりました。また土道を歩きます。ほんとなら、展望の良い尾根でしょうが、まわりはキリに包まれていました。残念です。
平坦な道を歩いて行くと、誰もいない山頂に到着しました。13時19分です。標高1617mです。近くに雪もあるから気温が低いです。これから木々に新緑がでることでしょう。地図を見ていたから、このまま先に進みます。権現社にお参りするためです。
雪渓の上を歩いています。楽しいけど注意しています。左が谷です。約10分で着いたので、お参りします。雲の中にいるんでしょうね。岐阜県側の景色が全然見えません。このあたりも草原帯のようで、雪解けしたしたところに、カタクリがつぼみをだしています。たくさん咲きそうです。
再び山頂に戻って、再度三角点を確認します。小雨もやんでいます。下りは注意しています。でもペースが早くなりますね。ストックがおおいに役だっています。手袋した手で、木や岩をつかんでいる時もありました。同じ道を戻って、15時4分に峠に戻りました。約3時間半の山行でした。車は少ないけど峠は狭いので、500m手前にとめていました。
【反省点】
・そんなに距離がないけど、往復に時間がかかっている。
・雨だったから傘を使用して撮影したらよかったかもしれない。
|