8月下旬に折立峠口から、黒部五郎岳や水晶岳登山を計画しました。体調不良で断念です。百名山達成めざして、9月にチャレンジすることにしました。夜行バスがなくなったので、大町から高瀬ダムに移動し、そこから登ることにしました。天気は良かったです。
高瀬ダムの上を歩きます。ダム湖の水が水色できれいです。いつも見る水とは違います。土砂がたまるから、ダンプに乗せて運んでいるそうです。11時すぎましたが、トンネル通って吊橋渡って山道に向かいます。ドキドキするコースですね。川沿いの砂が白くてきれいです。
鉄パイプで組まれた歩道を歩いて山道へと入りました。樹林帯の木陰の道は助かります。今日中に烏帽子岳に登っておきたいので早めのペースをしたかったのです。急登だから体が暑くなります。荷物も多いので持ちあげなければなりません。ゴゼンタチバナの赤い実が多かったです。
太いブナの木があります。見ごたえありますよ。道ははっきりしています。11と書かれた岩を見てから、1ずつ減っていく標識を見つけていました。目安になるから助かります。烏帽子小屋近くのピークまでの印のようです。たまに展望がある場所があります。餓鬼岳やダム湖が見えたりしていました。
急ごうと思っても休憩しています。ガイドでは小屋まで約3km6時間となっています。目標5時間です。平地のように早くなりません。ブナ尾根を静かに登りました。途中6人くらい下山者とすれ違いました。あと3つというところで、だんだん明るくなって、景色がよく見えるようになりました。山頂はわかりませんが、烏帽子岳の方向の山が見えます。
頑張って登っていくと、やがてピークに着きました。少し下ったところが烏帽子小屋です。15時20分に到着です。4時間ちょっとかかりました。小屋に着いたら安心です。手続きして荷物を部屋に入れました。烏帽子岳を今日中に行けます。荷物を少なくしてでかけました。
小屋の前から赤牛岳が見えています。大きな山ですね。烏帽子岳は見えませんが、前面の山が見えます。烏帽子の形を早く見たいものです。木がない石の転がる山道を登っていきます。ニセ烏帽子の上に立つと、烏帽子岳が見えました。感動です。岩山ですね。険しい感じがします。登るのが楽しみです。
稜線の山道を楽しく歩きます。この道が針ノ木岳へと続いていると思えば、そのまま行ってみたくなります。分岐から岩場へと向かいます。もうすぐです。が、最後はクサリ場でした。岩にクサリがつけてあります。険しいです。誰もいないから順番待ちすることはありません。ストックを置いて登りました。
ヤッホー。山頂は岩の頭です。手でタッチしました。しっかり岩をつかんでおきます。下を見たら足が震えます。景色がいいですよ。だんだん雲が増えていますが、高瀬ダム湖の水色が見えています。唐沢岳、餓鬼岳なども見えています。夕日が当たる烏帽子岳の白い岩が、とてもきれいでした。
寒くなってきます。下山しますが、岩場は注意しています。同じ道を戻るので安心です。途中コマクサの花を見つけました。やはりありましたね。リンドウの花もありました。ウラシマツツジは赤く紅葉しているところです。景色を眺めながら、夕食を考えて小屋に戻りました。翌日は、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳のチャレンジです。
【反省点】
・烏帽子岳周辺をゆっくり散策すればよかった。
・荷物がちょっと多かったかもしれない。食品は仕方ないかも。
・朝20分寝坊したので、新大阪までタクシーを使ってしまった。
|