横浜に住んでいた時です。関東百山制覇めざしていましたが、女峰山にとても苦労しそうで、いろいろ計画を考えていました。長い行程を日帰りでチャレンジしてみたいです。そのために前日から霧降高原の駐車場で車泊していました。月がきれいな夜でした。同じようにしている人が何人かいました。
眠いけどうす明るくなったので起きます。簡単に食事をして、5時すぎに出発です。夏が終わって涼しくなっています。朝はちょっと寒いですね。トンネルをくぐって登山届前から山道に入りました。まだうまく撮影できません。これから明るくなっていきます。
登り始めて20分もすると、日が昇ってきました。ちょうど大きな木がないところで、何度も振り返って眺めました。日の出がきれいです。明るくなると日光の町も見えてきました。さらに小丸山に向かって登ります。まだ静かな朝です。
小丸山を通過します。日光の鳴虫山が見えています。まずは赤薙山まで頑張りましょう。標高がだんだん上がっていきます。高原山も見えてきました。白黒の景色です。焼石金剛の標識を過ぎて、草原帯から樹林帯へと入っていきます。山道がいくつかあるように見えましたが、とにかく上を目指して進みました。
7時前には赤薙山山頂に着きました。神社に参拝します。標高は2010mです。女峰山山頂と470m差ですが、アップダウンが予想されます。さらに尾根を登っていきます。岩もあります。また展望のよいところにでました。なんと前女峰と女峰山がよく見えています。さらに男体山も見えてきました。しかも青空です。うれしいですね。
元気がでて張り切って歩きます。登っている人が何人かいますが、ちょうど同じくらいのペースの男性といっしょにしゃべりながら歩きました。お酒が入ったビニール袋を手に持っています。山頂でじっくり休むそうです。歩きにくそうに見えるのですが早いです。
女峰山の手前にまだ峰が見えます。あれも越すのかと思うと、行程が長いのを実感します。進むしかないです。白い木の間の山道に日がさしこみます。まだ草が緑色です。7時45分には奥社前を通過します。木に札がありました。女峰山がとても美しく見えます。早く登りたいですね。
8時半には一里ケ曽根に着きました。峰のピークですが、広くて展望がよいです。ちょっと休憩。そして一度下ります。水場の案内がありますが、すぐ近くです。ちょっと飲みましたが冷たかったです。暑くなってくる時間帯です。枯木が多くあります。なんと季節外れのイワカガミの花がありました。
だいぶ進みました。やがて太郎山が見えてきます。こうなるとうれしいですね。日光に来ていることを実感します。この時はまだ男体山も太郎山も登頂していませんでした。振り返って登ってきた山を眺めます。あとで下るところです。遠くにも山が見えますが、どの山か気になります。
また道が急になってきました。そして女峰山と帝釈山が見えました。近づいていますね。もう少しです。とにかく頑張りましょう。景色がよいところです。が、ハイマツの間の細い山道だから少しチクチクします。やがて石が散らばる道になるともうすぐです。話し声が聞こえます。
山頂に人がいるのが見えます。小屋泊まりの人のようですが、何人か休んでいます。景色を眺めると、白根山が見えています。関東最高です。そして9時41分に女峰山に登頂しました。約4時間半かかりました。思ったより早く着きました。
男体山と大真名子山が大きく見えます。きれいですね。いつか登りますよ。よーく見ると洗浄ケ原が見えます。ズームして撮影。遠くが見えるとうれしいです。帝釈山の向こうに太郎山が見えるようになりました。時間があるので帝釈山まで往復することにします。縦走できないのが残念です。
見晴らしのよい尾根道です。途中、専女山の表示がありました。岩を眺めて歩いていましたが、また樹林帯になります。上り坂です。力を入れて歩いていくと、帝釈山山頂に着きました。約20分かかりました。狭いけど何人か休んでいます。ここからは太郎山が大きく見えました。
目的達成なので、また女峰山に戻ります。11時になったのでお昼をいただきました。のんびりすればいいのですが、長い下山に備えて下山します。曇ってきたので景色は朝方の方がよかったです。同じ道を戻るので迷うことはないでしょう。登山時を思い出しながら下っていきました。
しばらくはゆるやかに歩いていました。水場で水を補給します。冷たいのでありがたいです。そしてまた登って一里ケ曽根になります。アップダウンはほんとに体力消耗します。男体山には雲がかかっていました。さらに進みます。奥社跡を通過します。赤薙山まで長く感じました。
赤薙山から下っていきます。展望のよいところもあります。草原帯の下りは楽しいです。小丸山に着きました。リフトが動いているので、観光客が上がってきています。スピーカーから音楽が流れていてにぎやかでした。冬はスキー客でいっぱいでしょうね。
最後は樹林帯を下って登山届の入口にでました。すぐに駐車場です。時刻は14時半、下山は3時間ちょっとかかりました。このあとレンタカーを返しに宇都宮へと移動します。やっかいだと思っていた女峰山に登れてよかったです。
【反省点】
・山頂周辺の写真をもっとしっかり撮ればよかった
・車だから縦走はできなかった
・水をもう少し持っていけばよかった
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