以前 田代山に登ったことがあります。ゲートがあったので長い林道を歩いて登山口に到着しました。この時は残雪があったのと、帰路の時間を考えて、帝釈山に登ることができませんでした。この時の目的は田代山だったので気にしていません。今回は二百名山の帝釈山が目的です。
ゲートに邪魔されないように、桧枝岐から登山口に向かいます。午後からの登山です。なんとなく車を運転して馬坂峠に着きました。けっこう車がとまっています。人気のあるコースなんですね。さっそくスタートします。小雨がぱらつきましたが、すぐにやみました。
帝釈山名物のオサバグサがたくさん咲いています。葉っぱの形がおもしろいです。山道は木道や木の階段があって歩きやすいです。そして何より登山口から900mなのですぐに着きました。ちょっと早すぎてあっけないですね。山頂は広くありません。展望は良いのですが、雲がまわりの山を隠しています。
さぁここから田代湿原に向かいます。夏の花が楽しみです。一度下りますが、雨のあとで道が泥ベチャです。滑らないように、靴を汚さないように歩きました。下山者ともすれ違います。私が最後の登山者のようです。約2kmの道を急ぎました。
避難小屋が見えてきました。懐かしいところです。今回は残雪がありません。さっそく湿原に入りました。早く見たくて、うっかり標識を見落としていました。一方通行の案内があったのです。湿原には数人の姿しか見えていません。なんか独り占めしているみたいですね。
花を探していますが、チングルマの花が終わって穂になっています。前みたいに花いっぱいの景色ではありませんでした。ワタスゲがあります。リンドウもありました。黄色いニッコウキスゲ、ふたつほどきれいな花がありました。あってよかったです。
田代山はピークに山頂標識がありません。湿原の中央の休憩場みたいなところにあります。ここで休んでいた人と話をしましたが、以前の登山口からのコースは土砂崩れで通行禁止になっているそうです。知らなかったから、あちらに行かなくてよかったです。
時間の都合で一周まわらずに戻りました。なぜか避難小屋までゆるやかな上りです。足音が面白いです。静かな湿原をあとにして、私も下山開始します。同じ道なので、一度帝釈山に戻ります。燧ケ岳が見えるとこなのに、雲で見えないのが残念でした。
登山口に戻ると何人か帰る準備をしていました。栃木側への道を確認しますが、こちらの道は以前土砂崩れで通れなかったところです。道が悪かったので運転したくないところでした。もう見るものもないので宿に移動します。翌日は小雨の中を燧ケ岳に登り、その後、会津朝日岳に向かいました。
宿でデジカメの写真を確認しました。撮影したデータが消えていました。ショックです。こんなことはそんなにありませんが、この時使用していたデジカメは調子が悪かったです。後日復活ソフトで何枚か復元できました。撮影には注意しなくてはいけませんね。
【反省点】
・カメラ2台で撮影しておいたらよかった。
・登山道の状況を事前に調べておけばよかった。
・湿原で標識をよく確認すればよかった。
|