20日は天塩岳下山して富良野に移動しました。富良野では1時間ほどの雷雨となり、翌日の芦別岳が心配になります。宿でおとなしく、体を休めていました。明日は17時までに、札幌に行きたいので、午前中の芦別岳登山です。早く寝ました。
朝早く起きました。宿から登山口は近いです。芦別岳が雲に隠れていますが、雨は降っていません。新道コース入口の公園に車をとめました。やはり誰もいません。まずは見晴し台めざして登ります。蜘蛛の巣が多くて、よくひっかかります。急坂を頑張って登りました。
見晴し台からの景色は雲で見えません。そのまま登ります。シラネアオイがたくさん咲いています。これだけでも楽しくなりました。もう咲いていたのです。たまに休憩しながら歩きます。鶯谷の分岐に着きました。特に展望はありません。このまま尾根を歩いて行きます。この辺りは、見事なブナの木が多く、美しい道です。空模様があやしいです。
体も馴染んでいるので急ぎます。半面山に着きましたが、特に何かあるわけではなかったです。表示の札は帰りに見つけました。一度下ります。樹林帯から抜けて湿地帯になりました。こんなとこに湿地があるとはおもしろいです。雪解けの水かもしれません。近づいて行くと、なんとミズバショウが咲いていました。しかも白くて大きいです。まだ咲いたばかりのようでした。この先は広い残雪帯があります。
しまった!まさか道がわからなくなるのではないか、と心配になります。けっこう広い範囲です。早朝のひとり登山です。アイゼンも使いました。なんとかリボンと標識を見つけて歩きます。一応足跡をたどれば戻れますが、目標は山頂に行くことです。まだ時間はあります。
残雪帯を抜けるとまた土道です。ここにもシラネアオイがきれいに咲いています。雲峰山まで来ました。芦別岳山頂が雲で見えません。今度は雪のない道を少し進みます。この辺りは道の両側が草原帯で、花が咲き始めています。キンバイ、イチゲ、カラマツなど、、、こんな花が咲くところがいいですね。
最後の急坂に突入します。山頂すぐ下の斜面は白い残雪帯です。ほんとに急斜面で、道は不明です。岩の方にリボンがあったので、それをめざしました。アイゼンがあって良かったです。この時から雲が流れて、たまに青空が見えます。日が照ったりするとうれしいです。
芦別岳山頂に着きました。バンザイ!広くありませんが、しっかりした岩場です。本来なら霧で景色が見えないはずですが、約10分ほど晴れて、視界も500mくらい見えました。普段の行いが良かったようです。白い雪も見えますが、緑の木々も美しいです。ほんとは旧道コースへと縦走してみたいです。
下山は同じ道を戻りました。足跡があるのでわかります。ペースも速いです。12時に下山できました。7時間の山行です。今回は雪で道が不明なら断念するところでしたが、登れてよかったです。特にミズバショウやシラネアオイが咲いてたのがうれしかったです。早く下山できたので、太陽の里で昼食をして、温泉を探しながら札幌に移動しました。
【反省点】
・少し雨降ったし、気温低いので、もう1枚シャツあってもよかった。
・山頂から反対側に下りて遊んでもよかったかも。
・残雪の道はわかりにくいとこがあるので、遅い時期がいいかも。
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