前日に聖光小屋に泊まってから聖岳登山していました。体調悪くなかったけど、どこかで冷えていたんでしょうね。山の上は樹氷できれいでしたが、夜は服を7枚着て寝袋に入っても寒かったです。テント持ってきましたが、みんながいる小屋で寝ていました。
朝起きると、寒気がします。これは体調崩したなと感じました。みんなは準備して、次々に出ていきました。あまり食欲ありませんが、食べておきます。光岳へ縦走してテント泊するのが計画ですが、断念して下山することにしました。時間がたったら、よくなってきたので、様子を見て荷物を置いて上河内岳を往復することにしました。
6時半出発だから、小屋泊にしては遅いです。荷物軽いとペースも早くできます。体を熱くして風邪の元を滅したいですね。天気がよいから楽しみです。樹林帯を歩きますが、早く景色がみたくてたまりません。北斜面はまだ雪が残っていました。長い霜柱もできています。松の木などに、えびのしっぽができているものもありました。
さて南へと登っていきます。まわりに人がいませんでしたが、前の人に追いつきました。重い荷物の人には勝ちますね。雪道は踏ん張ってのぼりました。戻るのは嫌です。後を振り返ると、昨日登った聖岳がものすごくきれいなんですよ。この景色は素敵です。何度も振り返りました。朝日の赤っぽい山から、すっきりした昼の色に変わってきました。
頑張って登っています。聖岳の右奥に赤石岳の頭が見えてきました。これも感動ですね。小屋から1時間ちょっと歩いたら、南岳に着きました。2702mです。上河内岳まで1.5kmです。ここは高い木がないから展望がいいですよ。なんと富士山が見えてるんです。またまた感動ですね。美しいです。
見晴らしのよい山道歩きです。前方に人が見えます。右手側には中央アルプスが見えました。楽しいです。空気は冷たいけど、体は熱いですよ。白い雪を見ながら歩いています。ライチョウがいるのですが、登り時は隠れました。下山時にまた探します。急なとこを登ると、上河内岳山頂への分岐でした。みんな荷物を置いて往復しています。
急斜面の石道だけど、ジグザグに登ります。すでに南に茶臼岳や光岳が望めます。まだ遠いですね。楽しそうな道です。いつかまたチャレンジすることを誓います。ずっと風が強かったけど、さらに強くなってきました。体重があるからまだ大丈夫ですが、前かがみで歩いています。そして広い山上になりました。
この山上はもっと風が強いです。こんなに強い風はほとんど経験ありません。大朝日岳に登った時くらいでしょうか。一度反対の斜面で体制をとり直します。風がある時は岩影など、弱いところを見つけるのがいいですね。山頂からも、聖岳、赤石岳、富士山の美しい山々が見えています。きれいな景色ですね。撮影に集中しました。
体重の軽い女性の方など、苦労して山頂にたどりつかれました。私は下山します。体を冷やさないように急ぎます。分岐に戻って、同じ道を南岳めざしました。途中ライチョウが5羽もいました。人がいなくなって、エサを探していたようです。あまり逃げません。かわいいですね。写真撮れました。
10時すぎましたが、聖平に戻りました。テント泊のふたりが下山の準備をしています。私と同じように上河内岳を往復して戻っていました。私も食事をして下山の準備です。この時間帯は、小屋のまわりは人がいませんね。30ほどゆっくりしてから、重たいテント入り荷物を背負って出発しました。
まずは薊畑分岐まで登ります。この時は登りがめんどうでした。11時ですが、聖岳に登る人も含めて、峠に何人かいました。賑やかです。そのまま樹林帯に入って下山しました。同じ道だから確認が楽です。足も疲れますが、たまに休みます。標高が下がると、紅葉した葉っぱが目を楽しませてくれました。
西沢渡まできました。登山時は岩の上を歩きましたが、下山時はカゴに乗りました。テント泊のふたりが下山して食事していたのですが、手伝ってくれました。けっこう力がいるカゴでした。このあとは、のんびりと広い山道歩きです。14時に登山口の聖光小屋に到着しました。小屋のおじさんに挨拶して帰りました。このあとも天気がよいからもったいないけど、体調を戻すのが優先です。また後日、光岳にチャレンジしました。
【反省点】
・体調くずしてしまった。寒さ対策不十分だった。不覚。
・テントが重かった。でも縦走計画で必要。(初めて持参)
・のどを痛めた。(風邪がながびいた)
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