遠くの山登りは、費用と時間が大変です。百名山完了したので、近場で山登りをしようと思います。それでも針ノ木岳には登りたいです。鹿島槍ヶ岳の下山時に登山口を確認しておきました。大雪渓もある山です。できれば蓮華岳と合わせて登りたいと考えていました。
夜行のさわやか信州号で、早朝に扇沢に到着しました。待ち合わせしてたので、ふたりで登ります。荷物がけっこうありました。足慣らししながら、大沢小屋まで歩きます。水が流れています。川をさかのぼるように歩きます。しばらくして有名な、針ノ木雪渓のとりつきになりました。
かなりの人が登っています。アイゼン付けて雪の上に乗りました。固いので埋まることはありません。急斜面をゆっくり歩きます。雪に冷やされた空気が冷たいです。雪渓の上は楽しいです。上の方が白くかすんでいます。霧がかかっているようです。やがてまわりが、もやに包まれました。
落石に注意しながら登ります。前方に土道が見えてきました。雪渓から抜けてアイゼンを外しました。まわりに咲いている花を眺めながら、どんどん標高を上げていきます。話声が聞こえてきたら、針ノ木峠に到着しました。宿の手配をして休憩します。熊の臭いがぷんぷんしていました。
時間がたっぷりあります。軽装で山頂めざしました。途中で雷鳥の親子を見つけました。かわいいですね。けっこういます。長野と富山の県境の尾根に、花がたくさん咲いています。大きな木がない明るい道です。石道を歩いて山頂に到着しました。
360度の大展望です。曇っていますが、立山が見えます。黒部湖の端にはダムが見えています。晴天だったらかなり景色がよいでしょう。薬師岳の方向には、五色ケ原も見えます。歩いたところです。穂高の方向には、槍ケ岳が見えました。景色がほんとにいいですね。
約30分景色を楽しんでから、下山しました。下りは早かったです。小屋に戻って、時間が早いので、ゆっくり夕食ができました。小屋の近くにツキノワグマが出現したので撮影します。翌朝は蓮華岳や七倉岳に登りました。針ノ木岳を南から眺めるととてもきれいでした。そして船窪新道を下り、七倉温泉へと下山しました。翌日は天気が良かったです。
【反省点】
・小屋泊まりで時間があったから、もう少し散策してもよかった。
・カメラの調子が悪かった。天気のせいだろうか?
・雲が多かったのは運が悪かったです。
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