早朝登山のため、鳥甲山下山後に、秋山郷に泊まっていました。事前にコンロなどを、宅配で送っていたので再装備できました。新品の靴を履いていましたが、鳥甲山で靴擦れができて痛かったです。古い靴を送っていたので助かりました。雪で濡れると思っていたのです。
車で少し移動します。林道終点からゲートを越えていきました。シダの緑色がきれいです。長い車道歩きは足慣らしです。少し近道になる登山口があるのを、後で知りました。2003年のガイドは古いということでしょう。だんだん明るさを増していきます。天気は曇っていました。たまに日がさす感じです。
山道入口に近づいたら、熊が歩いているのが見えました。50m先を横切っていなくなりました。一瞬のことです。山道は一度下りますが、けっこう長いです。谷に着くと川があります。ロープがありますが、岩の上を歩くことができません。上流で裸足になって、水に入って回り込みました。
その後一気に急な登りになります。途中、サンカヨウやシラネアオイが咲く、お花畑があります。下山時の時が明るくてきれいでした。急な道は木の根を踏んで、歩くところもあります。ワルサ峰に着くと苗場山の展望があります。しかし頭が雲でかくれていました。
さらに尾根を進みます。西赤沢源頭の手前から、心配していた残雪帯になりました。また心配しながらの登山です。しかしところどころに足跡があります。たどっていくと上に登れます。下山してくる人に出会いました。私より先に登った人がいたのです。助かりました。
アイゼンをつけて固い残雪の上を歩くのは、けっこう楽しいのですが長かったです。キリがかった樹林帯を歩いて、とうとうピークの山頂に着きました。ヤッホー。成功です。無事登れました。樹林帯で展望がありません。気温も少し寒かったです。早くお弁当を食べて下ることにしました。下りは自分の足跡を追っていきます。
迷子にならずに雪原帯を通過しました。よかったです。靴擦れで痛みありましたが、下山は気分的に安心して歩けました。まわりは樹林帯で景色はよくありません。東の展望も曇っています。すれ違った人に追いついて、追い越しました。川まで下っていきます。斜面のお花畑は、シラネアオイが開いたりして、朝よりもにぎやかになっていました。
難関の川をまた裸足で渡河します。今度は登って林道に合流してからは、ゲートに向けて歩きます。道には落石が転がっています。注意しています。シダの新緑も美しい色しています。やがて駐車したゲートに戻りました。翌日は中ノ岳に登るために移動しました。(中ノ岳は登山口までの道が途中で封鎖されていたので荒沢岳になりました)
【反省点】
・雪が多く残っていた。コースがわからなくなる恐れがあった。
・熊対策を もっとにぎやかにしておけばよかった。
・靴擦れは不覚。最近の靴は靴擦れしにくいと思っていた。
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