北海道で山登りをしようと、休みを利用して行きました。新千歳空港からレンタカーを使用しています。初日(17日)に、ニペソツ山にチャレンジしましたが、雪で道が隠れており、残念ながら断念しました。さい先悪いスタートです。近くの石狩岳も不安があります。でもやはり達成したいものです。
17日に降っていた雨が上がって、18日は天気が良くなっています。宿から急いで出発しました。途中まで、ニペソツ山登山口までの道と同じです。国道273号から、林道に入って、シュナイダーコース登山口に到着しました。やはり私ひとりの登山です。すでに青空が広がっているので、早く登りたいです。石狩岳の山頂が白く見えていました。
準備後、登山口に入り、弁慶堂にお参りしてから、歩きました。山頂まで6.5kmの標識があります。(ガイドは片道約5km。標識が古い距離みたいです) 最初の2kmはなだらかです。ただ2回川を渡りますが、雪解け水で、増水しています。そのため裸足になって渡河しました。冷たい水です。足を乾かすのがめんどうです。靴を履いたのに、2回目があったのが、えぇーーとなりました。
山頂まであと4.5km標識を見ました。ここから急になっていきます。水の音が離れて行きました。標高差は約1100m、頑張らなくてはいけません。急な道になります。花がほとんどありません。ガイドでは往復9時間50分とありますが、これを短縮するつもりです。気合い入れて登りました。
樹林帯を抜けるまで、ほぼ展望がありません。とにかく上をめざします。熊避けにラジオを鳴らしていました。最初は雪がなくて土が見えて安心ですが、やがて残雪を歩くところがでてきました。そんなになかったです。道がよくわかったので助かります。
途中にあった岩の上に立つと、川上岳やニペソツ山が見えました。そしてぎりぎり石狩岳も見えています。天気がよくて楽しみです。ただ白い雪が見えたのが心配です。また歩きます。急すぎる時は木をつかんで登ります。樹林帯を抜けて、ハイマツ帯になると、見晴らしがよくなりました。そしてすぐに石狩の肩に到着しました。
あまり休まなかったので、時間短縮できました。音更山との分岐の石狩の肩からは、しばらく稜線の道がなだらかになります。見晴らしが効いて、展望もよくなりました。特に大雪山が見えるのが素晴らしいです。見とれますよ。晴れていてよかったです。この辺の小石の草原には、コマクサやシャクナゲなどの花が咲いて、とても感激する場所です。
また少し急になって、山頂に向けて高度を上げていきます。振り返ると音更山がきれいに見えています。さらに上がると、道が雪渓で隠れていたりします。まだ固い残雪の上を歩きましたが、雪崩に注意しています。道がわかるのと、山頂が見えることで、安心して山頂に到達できました。
石狩岳山頂!やりました。この日は1967mの山頂をひとり占めです。そんなに広くはありませんが、360度の展望です。トムラウシ山、十勝岳、ニペソツ山などがきれいに見えます。ほんとに天気が最高です。風は冷たくても、日ざしが暑いです。
電話しましたが、携帯がつながりました。ラジオも鳴っています。熊はいませんでした。ついでにニペソツ山の手前に見える、小石狩岳まで往復することにしました。時間があります。日が良く当たった石狩岳の景色がきれいです。トムラウシ山の雪景色も美しいです。手前には五色沼があるので、ズームして眺めました。再び石狩岳山頂に戻ります。
時間に余裕ありましたが、車で野移動もあるので、下山開始しました。途中で昼食をしています。あったかいラーメンです。帰路は同じルートだから、道がはっきりわかります。音更山やユニ石狩岳も気になりますが、雪がまだあるでしょうね。石狩の肩で花を探して楽しみました。そしてまた下ります。
朝と違って、同じ樹林帯でも明るいです。ペースが速いです。展望なくなると、休憩はあまりいりません。足を痛めないように歩きました。やがて水の音がして、また裸足で2回川を渡ります。その後は快適な山道歩きです。弁天堂でお礼を述べて駐車場に戻りました。石狩岳を眺めると、雲が増えていました。朝のきれいな景色を堪能した山登りでした。このあとは層雲峡に移動して翌日の黒岳に備えました。
【反省点】
・早く下山できるのなら、もっと散策したらよかった。
・渡渉があるのを、前日宿の方から聞いた。知らないと道に悩む。
・雪渓の道は、もっと注意すべきだった。
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