北海道で登山中です。200名山最北の天塩岳は、やはりあこがれますね。早く登っておかなくてはなりません。前日の19日は、黒岳に登ったあと、周辺の観光をしたりして体を休ませていました。広い田園地帯の、お米の有名な当麻に泊まっていました。とても静かな宿でした。
朝早く静かに宿をでます。そして移動しました。6時前に登山口につきました。広い駐車場ですが、まだ登山者の少ないシーズンです。残雪の心配もありますが、標高が1558mというので、いくらか安心しています。天塩岳ヒュッテがありますが、小屋には何人か泊まっていたようです。私が先に入山しました。
しばらくゆるやかに、川沿いを歩きます。まだうす暗い樹林帯です。川の水が冷たそうでした。流れが速いのですが、雪解け水がまじっているのでしょう。雨が降った後なのか道が濡れています。いくつか木の板を歩いて川を渡りました。分岐は案内をよく見ています。
まだゆるやかな川沿いです。たまに日が当たる樹林帯です。リュウキンカが黄色の大きな花を咲かせていました。咲き始めはとてもきれいです。ウツギの花も咲いていました。シラカバの白い幹と新緑もきれいです。先に前天塩岳に向かいます。川から離れて急坂になります。標高が上がって樹林帯を抜けると展望がよくなっていきます。
やがて天塩岳が見えてきます。うれしいですね。めざすは前天塩岳山頂。石道を歩いて行きます。高い木がなくなって、展望がよくなりました。8時すぎに前天塩岳山頂に着きました。2時間ちょっとかかっています。360度の展望があります。雲がありますが、天塩岳が大きく見えていました。
一度大きく下ります。天塩岳を眺めながら歩けます。イソツツジが咲いていました。山道には太い木の幹もあります。時間が経つと、雲が流れてだんだん天気が良くなっていきます。鞍部の道には、エンレイソウが咲いていました。9時すぎて、日ざしが強くなっています。汗かきながら、また急坂を登っています。ほんとに景色がいいですね。
あともう少しで山頂ですが、白い残雪が見えています。だんだん近づいて歩いて渡りました。近くにはシャクナゲも咲いています。青空が部分的に見えていました。そして天塩岳山頂に立ちました。9時18分というのは、時間が早いためか、山頂ひとり占めになっています。
ここは気持ちの良い360度の見晴らしです。今度は、日が良く当たる前天塩岳が美しく見えます。自然の景色が素敵ですね。山の斜面に捲き道も見えていました。向きを変えて大雪山の方ですが、こちらは曇っていました。
西天塩岳の方に下っていきます。これから歩く道が見えるからおもしろいです。こちらに向かって、登っている人の姿が見えました。途中すれ違うので挨拶をします。サンカヨウやイワウメが咲いていました。やがて三角の避難小屋が見えてきます。ここで多くの登山者が休憩していました。私も昼食タイムにします。
その後、丸山経由で下っていきます。11時半に通過した分岐で、朝方の川へと下っていきました。赤いザゼンソウが咲いています。こんなとこにあるんですね。ツバメオモトも満開でした。やがて川沿いの道に合流します。同じ道を歩いて、駐車場に戻りました。その後富良野へと移動します。翌日は芦別岳登山です。
【反省点】
・沢沿いの花をもう少し探してみたらよかった。
・沢から離れて、急になる前に山道を早く判断できたらよかった。
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